種々の免疫療法を前にして
免疫療法には、医療上使用を認められているものから、代替療法、民間療法まで療法の種類だけはバラエティーに富んでいます。しかし、代替療法の多くや民間療法は、医学的に効果が証明されていないのに、がんから生還したとされる人たちの喜びの声を載せた誇大広告が世に出回っています。
また、それらを含め、自己暗示的に、免疫を高める食品群を摂取すれば、医療にかかる必要はないとばかり末期になるまでがんを放っておく人も増えてきています。医学的に免疫療法として認められた、いわゆるBRM療法剤でさえ、医学的効果はほとんどないため補助的に利用されている現状を考えると、それよりも効果の点ではるかに低い民間療法などだけでがんを対処しようとするのは自殺行為に近いものがあります。
医学的な治療とその補助的な免疫療法を前提にしながら、さらにその下に非証明療法である、多くの代替療法や民間療法などの、広義の免疫療法を位置づけて、これを取り入れるようにすることが大切です。誇大広告の中の、がんから生還した人の大部分が、しっかりとした医療と併用した上での生還であるという点を、たとえ広告内にがん治療を受けた点が触れられていなくても、意識の上に置いておくことが大切です。

