大腸がんの症状
大腸がんの症状は、がんのできる部位によって自覚症状が変わってきます。S状結腸や直腸にできたがんの症状として、血便、細便、残便感、腹痛、下痢と便秘の繰り返しが知られています。特に、暗赤色の血便や黒い血塊は、これらの部位にできたがん特有の症状です。がんの中心部に潰瘍ができるために出血は起こります。盲腸がんや、盲腸から上に上る大腸の始めの部位にできる、上行結腸がんでも、がんによる出血は起こりますが、肛門に達するまでには便と混じるなどして分からなくなってしまい、結局、貧血の症状が出て初めて大腸がんが発見されることがあります。ただ、日本人の場合、先にも触れたように、比較的肛門部に近い部位で発症する場合が多いため、出血が大腸がんの目安とされる場合が多いようです。また、時には、大腸がんの初期症状として、腹部膨満感、腹痛、痛みを伴ったしこりが出てくる場合もあります。これらは、がんがもとで、腸内が狭くなることから生じる症状です。大腸がんが進行した場合の症状で知られているのが、腸閉塞に基づく嘔吐です。また、がんの発症箇所が肝臓や肺などの別の臓器であり、これらが原因で生じる症状を調べている過程で大腸がんが発見される場合があります。この場合、転移先が大腸ということになります。

