がん患者さんを見舞う場合には
入院病棟というところには多かれ少なかれ当てはまることではあるのですが、とりわけがん患者さんが多くいる病棟は、抗がん剤や栄養剤を体につけて、あるいは、ぶら下げて引く雰囲気が、見舞いに来た人の気持ちに暗い陰を落とすために、病室に入る前に出鼻がくじかれた感じを受けてしまうことはある程度否めないことです。しかし、がんに関する限りでは、明日は我が身と考えて間違いないでしょう。
もし自分が不幸にしてそのような立場になった場合に、過日見舞いに来たときに招来したマイナスの気持ちを、今回は、自分を見舞う人たちが味わうことになると分かれば、決していい気持ちはしないはずです。そこで、病室に入る一歩手前で一呼吸おいて、心の準備をしてから、入室するように心がけるとよいでしょう。また、一般に入院患者さんを見舞う場合には、患者さん自身の1日の検査や食事などのスケジュールを大まかにでも頭に入れておくと便利です。特に、がんの場合、化学療法を行っている患者さんでは、抗がん剤の副作用で気持ち自体が安定していない場合があるので注意が必要です。そのような場合には、ナースセンターで現在の状態を問い合わせておくと、患者さんの応対する気持ちの準備ができてよいでしょう。

