ステージ(病期)について 食道がんの場合
日本人の食道がんで最も多いのが、食道の中央部に発生したものです。その次に多いのが食道の下の方に発生したがんです。食道がんは、食道の内側をおおっている粘膜の表面にある上皮から発生します。つまり、食道の内側から外側に向かって、食道がんは進行していくのです。食道の上皮は扁平上皮でできているので、食道がんのほとんどが扁平上皮がんということになります。
食道がんの病期を見てみましょう。0期では、がんは粘膜にとどまっている場合で、早期食道がんがこれです。I期では、がんが粘膜にとどまっているものの、近くのリンパ節に転移があるか、または、粘膜下層まで進行しているがリンパ節や他の臓器にはがんが及んでいない場合を指しています。II期になると、がんが筋層をこえて、食道の壁の外にわずかにがんが出てきます。食道の周囲のリンパ節にがんが認められる場合も、この病期に分類されています。さらに、III期では、がんが食道の外に明らかに出ている場合です。また、食道に沿ったリンパ節や近隣のリンパ節へがんが及んでいる場合も、この病期に属します。そして、IV期では、がんが食道周囲の臓器に浸潤しているか、がんから遠く離れたリンパ節にがんがあると判断された時や他の臓器や胸膜・腹膜にがんが転移している場合が、これに当たります。

