ステージ(病期)について 肝臓がんの場合
がんがどの程度進行しているかを表す指標として、ステージ(病期)を使った分類があります。ここでは肝臓がんのステージをみていきましょう。なお、肝臓がんのステージは、日本肝癌研究会が定めた「原発性肝癌取扱い規約」に載っています。
ステージIは、がんが1個しかなく、直径2cm以下、かつ、血管内にがんが入り込んでいない場合です。ステージIIは、ステージIの3つの条件のうち、1条件を欠く場合をいいます。例えば、肝臓がんが1個しかなく血管内にも入り込んでいないが、がんの直径が3cmであった場合には、ステージIIということになります。ステージIIIでは、さらにステージIの3つの条件のうち2つの条件が欠落した段階をいいます。がんが4つあり、そのうち3cmのものが複数個あるが、血管内には入り込んでいない場合などです。そして最後のステージIVでは、ステージIの条件いずれも合致するものがない段階を指しています。ただし、転移がある場合には、ステージIの条件とは無関係に、ステージIV期と診断されます。つまり、がんの個数が1個しかなく、しかも直径が1cm程度で、血管内に入り込んでもいなくても、離れた臓器にがんが転移している場合には、ステージIV期と診断されるわけです。
他方、肝臓の機能の障害の程度で分類するのが、「肝障害度」分類です。「肝障害度」には、A、B、Cの分類があります。Cの方へ行くほど、肝臓障害の程度が大きくなります。

